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木の力       あらゆるメリットを備えた自然素材の木の家

自然素材による調湿機能により、お部屋にはいった瞬間、夏はカラッとした爽やかさ、
冬はほっとするあたたかさを肌を通して実感していただけます。
アレルギー体質の方も安心して暮らせる家です。
木材は、優れた建築素材です。



爽やかに湿度のバランスを保ちます


 木は呼吸しています。木の主成分であるセルロースやセミセルロースはまわりの湿度が高いとき空気とともに湿気を吸い込み、逆に乾燥しているときは、水分を空気とともに放出します。このようにして、木は周囲の湿度を常に調節しています。
木材となってからもこの働きはいつまでも続きます。


気持ちよく室温を調整します

 木材の熱伝導率は、石の約9分の1、鉄の約5分の1と低く、断熱性に格段に優れています 木は、コンクリートや鉄と違い、細胞の集合体であり、その細胞の中には熱を伝えにくい空気が含まれているのです。寒冷地ではドアや窓サッシに木を多用し、室内の快適な気温を保持しています。

ほどよく音をまろやかにします

 石やコンクリートなど硬い材料でできた建物は、音をはね返しやすく、必要以上に音が反響します。劇場やコンサートホールなど、音の響きに気を遣う空間に木が多用されているのは、人が無意識のうちに不快と感じる高音域と低音域を吸収し、音をまろやかにする木の吸音性を活かしてのことです。一般の住宅についても同様で、木材の内装を施した空間では、ほどよい吸音効果が得られ、また、屋外の不快な騒音が遮られます。

  心地よく光を調整します

 木の空間が心地よく感じられる理由のひとつに、木材が反射光をコントロールし、やわらかな明るさをつくり出すことがあげられます。
木材の表面にはミクロ単位の細かな凹凸があり、これが光を散乱させて反射光を50〜60%程度に弱めるからです。
 また、目や肌に有害な紫外線や波長の短い光が多く吸収される一方、赤外線など赤系や黄系の色をもった波長の長い光に対しては反射率が高いので、木を内装に用いると暖かみが感じられる空間となります。
  
  衝撃から身体を守ります
 
 木材の細胞は中空になっており、中に空気がいっぱい詰まっているので感触がやわらかく、物がぶつかった際に
その
衝撃を吸収する作用があります。そのため、お子様やお年寄りが転んで床に転倒したりぶつかったときでも、
ケガの心配が比較的少ない建材といえます。
 また、歩くとき、コンクリートの床は硬いため脚や腰でまともに衝撃を受けます。逆にやわらかいじゅうたんでは床が
力を吸収するため、かえって力が必要になります。その点、木の床は適度な硬さとクッション性があり、足腰への負担を
軽減します。これらから老人施設の床材には木が多く使われています。

  カビ・ダニを抑えアレルギーを
   予防します


 森林には、さまざまな生物の腐敗物が堆積している
にもかかわらず、悪臭が漂うことなく、清涼な空気が
あふれています。これは、木が微生物から身を守る
ために
消臭・殺菌効果のある香り成分「フィトンチッド」
を放散しているからです。ヒノキ、ヒバ、スギには蚊や
シロアリを寄せ付けなかったり、ダニの発生を抑える
効果があります。
 また、
自然素材が有害化学物質を揮発することは
ありません
から、壁などに木を使えばシックハウス
症候群の心配がありません。

  森林浴効果でストレスを緩和します

 木には、
疲れ・ストレスを解消し、情緒を安定させる効果があります。これは木に含まれる「フィトンチッド」が人の心や身体に作用し、気分を爽快にするからです。血圧を下げたり、脳を活性化させるなどの効用も科学的に検証されています。
木でつくられた校舎では、児童の集中力がアップしたというデータもあります。

  森林を守り環境に優しい資源です

 木を伐らないほうが森林環境を守ると思われがちですが、森林は適度に木をり出すことによって更新され、生態系が
維持されます。つまり、木材は、森林を育てながら永続的に得ることができる持続可能な資源なのです。しかも、木材の製造に必要なエネルギーは、鉄の14分の1、プラスチックの40分の1、アルミニウムの140分の1です。
 解体後も、古材として使われたり、粉砕・接着されて建材や家具にリサイクルすることができます。また
燃やしても有害ガスを出しません。

  だんだん強くなります

 鉄やコンクリートなどは、新しいときがもっとも強く、古くなるにつれて強度が低下していきます。しかし、木には時間が経つと乾燥し、強度が増すという性質があります。
 また、乾燥すると、変形・割れが起こりにくくなり、変色菌・腐朽菌が発生しないので、腐りにくく朽ちにくくなります。
 1300年前に建てられた法隆寺をはじめ、築100年以上の木材建築は多くあります。木の建物は、適切な状態を保てば、
半永久的にもつものなのです。
また、木造で建てた家は、たとえ傷んだ部分があっても、そこだけ壊して補修する事が容易ですし、ライフスタイルの変化に対応させてリフォームができます。
 

  災害から家族を守ります
  鉄やアルミニウムは、500〜800度になると休息に強度が低下し、ぐにゃりと曲がってしまいますが、木材が燃えるスピードは1分間に0.6ミリと大変遅く、また、木材はある程度の厚みがあれば、着火しても表面のみが炭化して断熱材のように中心に熱が伝わるのをブロックします。そのため、柱・梁に12cm角程度の太い材を使ったり、壁にできるだけ分厚い木材を使えば、中心部まで燃え尽きるのに時間がかかります。
 また、
現代の火災でもっとも恐ろしいのは、ビニールクロスなどの新建材が燃えて有毒ガスが発生する事です。天然の木をふんだんに使った住まいなら、そのような危険がありません。
 さらに、木材は、同じ重さならば鉄やコンクリートと比べて圧倒的な強度を持っています。また、軽いので地震で建物にかかる負担が少なく、木が本来もつしなやかさには地震のゆれを軽減させる効果もあります。
 良質な木材を柱・梁・土台に使い、筋交いを入れて耐力壁を
バランスよく配置すれば、耐震性の高い家ができます。阪神・淡路大震災では木造住宅の倒壊が多く見られましたが、そのほとんどは老朽化したものや旧建築基準で建てられたもので、新基準に基づききちんと建てられた木造住宅に大きな被害は出ませんでした。



 参考資料:講談社「新しい木の住まい」                    築地書館「あなたもできる自然住宅」  

   
森林には  






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